この場所はどこ?:Mモニュメント

東京大学本郷キャンパスの赤門を抜けて医学部二号館へまっすぐ進むと、ふたつの円錐が間にある銀の球体を支えるという形をした灰色の彫刻が見える。その彫刻は一見すると奇妙で、周囲のレンガ作りの建造物ともまったく合っていない。本郷キャンパスに並ぶ歴代総長や著名な教授たちの彫像群(例えば、工学部キャンパスにある建築家ジョサイア・コンドル像といった)のなかで、ひときわ異彩を放っているこの非肖像の彫刻にはどのような意味が込められているのだろうか。
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このデザインは、東京大学医学部附属病院150周年記念事業の一環として2008年に開催された記念碑の学生コンペの優勝者によるものである。全体を形作る“M”という形は医学(Medicine)を象り、ふたつの円錐は医療者と患者、研究と臨床、教育と研究といった医療における関係性を象徴している。そして、ふたつの間で輝く銀の球体は医学に抱かれ支えられる命を表すという象徴的なデザインである。
M-Monument

また、記念事業の一環として、医学と健康の博物館が2011年に設立された。博物館は彫刻から歩いて3分の場所にあり、医学部図書館と同じ建物の中に位置している。展示は常設展示と企画展示のふたつから構成され、常設展示では医学部と附属病院の歴史的発展を、企画展示では年に2〜3回の展示替えをしながらさまざまなテーマを取り上げている。次回の展示『糖尿病の真実』は2014年8月10日まで開催される。

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健康と医学の博物館 東京大学医学部・医学部附属病院
HP:http://mhm.m.u-tokyo.ac.jp
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学医学系研究科・医学部 医学部総合中央館(医学図書館)B1F
開館時間:10:00~17:00 月曜日休館
入場料無料

作成者  | 2014-03-31 (月)
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